LOVEの「今日ここライブ」が相馬に行くという事

 LOVE × 並河進(新ソーシャル・デザイン・エンジン 代表) LOVE × 並河進(新ソーシャル・デザイン
・エンジン 代表
「相馬に想いを馳せるという事」

4. コンセプトは「かわいいおせっかい」

4. コンセプトは
    「かわいいおせっかい」

N:ところで、LOVEさんはなぜ相馬にこれほど情熱を注ぐのですか?
L:そうですね…。偶然知り合った相馬の女の子に「相馬に来て」と言われて、「うん」と返事をしたから、ですかね。そういう正義潔癖?みたいなところが、私にはあるのかもしれません。もちろん、相馬で出会った人たちを私が大好きになったからというのも大きな理由です!
(LOVEを相馬に呼んだきっかけの生徒と原釜尾浜海水浴場(相馬市)を
訪れた際。2014年、LOVE撮影。)
N:正義潔癖って、なんとなくわかるような気がします。
L:並河さんも『nepia 千のトイレプロジェクト』でトイレを作ったり、支援のためのしくみ『reU funding』を企画したり、いろいろな企画を発信していますよね。なぜ復興支援やボランティアに視点を向けるようになったのですか?
N:入社当時は社会貢献のことなんて考えていませんでしたが、たまたま「ボランティアと広告をつなげる」という、誰もやっていなかった領域に挑戦してみようと思ったことがきっかけですかね。
L:そうだったんですね。
N:しかし2008年に東ティモールへ赴き、2010年にウガンダのスラム街を見て、「この人たちのために自分は何もできない」という罪の意識を感じるようになりました。そんなときに東日本大震災が起こって、「誰かのために何かをしたい」という気持ちに自然と突き動かされた感じです。
L:わかります。誰かのために何かをしたいという気持ちは、みんな持っているものだと思います。

N:むしろ、誰かに何かをして欲しいという気持ちよりも、何かをしてあげたいという気持ちの方が大きいのではないでしょうか。
L:それは私も同感です。誰かのために何かをしたいという気持ちは、人間の原始的な欲求ですよね。
N:そんな僕らのやっていることは、おせっかいかもしれません。でも、おせっかいでも“かわいらしいおせっかい”をしたいと思うので、それを一緒に相馬のみなさんにも楽しんでほしいですね。
L:“かわいらしいおせっかい”って、素敵ですね。こんなに面白い発想力を持った並河さんとご一緒できることになって、自分にもう一つブレーンができたような心強さがあります。並河さんにアイディアをもらって今日ここライブを一緒に進めていくことが、相馬の人たちの「おもしろみ」と「楽しみ」になってくれると思います。良い1日にしますので、ぜひ楽しみに来てください。