LOVEの「今日ここライブ」が相馬に行くという事

 LOVE × 髙橋誠 先生(相馬市教育委員会 防災士) LOVE × 髙橋誠 先生(相馬市教育委員会
防災士
「子どもたちを見守るという事」

2. 形あるものを残したい!

L:ところで髙橋先生は、今日ここライブという企画にどんな印象を持っていらっしゃいましたか?
T:私たちの発信力には限界がありますから、LOVEさんのような方たちに、ここで見たもの・感じたことをありのまま全国に発信していただけたのはうれしかったです。
L:"伝書鳩"みたいな存在ですね。
T:ただし、一つ大切なことがあります。私たちが「してもらうこと」を当たり前と思うのではなく、こういった企画を実行していただくことに常に感謝の気持ちを持つということです。
L:それは髙橋先生がずっと仰っていましたね。以前も「文房具を贈っていただいたことが記憶に残るような、モニュメントも一緒に残してくれませんか?」と頼まれたことがありました。
T:想いを形に残すことは大切です。記憶が曖昧になっても、物は残りますから。
L:来年以降の今日ここライブは、「形あるものを残す」ことをテーマの一つにしようと思うんです。例えば子どもたちと一緒に演奏できる体験型の曲を作ったり、子どもたちと一緒に何かを描いて市役所の入り口に飾ったり…。
T:素晴らしいですね。音楽や絵画といった芸術は心のケアにもなります。辛いことがあっても心に蓋をせず、自分の気持ちを外に出すことが必要です。そして、それを叶えてくれるのが芸術だと思います。
L:本当にその通りですね。
T:もう一つお願いできるのであれば、今日ここライブを今後も継続して、子どもたちの成長を一緒に見ていただきたいです。
(2016年4月飯豊小学校、入学式)
(2016年4月飯豊小学校、入学式)
L:成長を見るって、とても大切なことですよね。私もこれまで大阪や東京の今日ここライブに来てくれたお客さんに飯豊小学校の子どもたちの写真を見せたのですが、お客さんの中には勝手に親戚気分の人もいました(笑)。2018年4月に相馬で初の開催となりますが、少なくとも3年は継続したいと思います!
T:お願いします。私にも何か協力できることがあれば遠慮なく言ってください。何かあったときにみなさんを誘導できるように、当日は防災担当でもやろうかな?そういう人がいれば、みなさん安心して楽しめますよね!