LOVEの「今日ここライブ」が相馬に行くという事

 LOVE × 大堀相馬焼 松永窯 LOVE × 大堀相馬焼 松永窯 「『新しい青』で、相馬の
海開きを祝うという事」

1. 「世界初」の上絵薬うわえぐすりで絵付けした大堀相馬焼が誕生

1. 「世界初」の上絵薬うわえぐすり
    絵付けした大堀相馬焼が
    誕生

(2018年4月12日、
福島県白河郡西郷村、松永窯にて)
LOVE(以下L):これが新しい青の顔料、インミンブルーで作った上絵薬うわえぐすりですか!?
吉田直弘(以下吉田):はい、石の粉と土と新しい青の顔料を混ぜて作ってあります。
L:この上絵薬うわえぐすりというのは、釉薬ゆうやくとはまた違うものなんですか?
松永和生(以下父):釉薬ゆうやくは素焼きの段階で、陶磁器の表面に塗る薬品です。この上絵薬うわえぐすりは、釉薬ゆうやくをかけて一度焼いた陶器に、絵を描いたり色を塗ったりするときに使う薬品になります。
L:今回は相馬を象徴するような馬の絵を描きたいのですが、馬の絵付けのサイズ感なども松永さんに相談したかったんです。



父:この顔料を使った上絵薬うわえぐすりは初めて使いますが、線画になりますね…(紙に下絵を描きながら)こんなタッチで、二匹の馬を描くのはどうかな。
L:二匹でいきましょう!インミンブルー自体には、100%紫外線を弾くという特性がありますから、この青は色褪せない希望にもなりうる青なんです。永遠の愛を誓うのにもぴったり、新婚さんにも喜ばれると思うんです。あとで作っていただく夫婦茶碗のほうは、それぞれ一匹ずつ馬を描いたら対になりますね。
L:(松永さんが陶器に下絵を描く様子を見て)すごい…。
父:乾いてからもう一度、筆をのせて(重ねて)おこうかな。
L:描いているときは、まったく筆が止まらないんですね。この他に、陶器全体を青く塗ったバージョンもぜひ作りたいんですが…。
父:全体塗りはね、筆の表情が出ますよ。
松永京子(以下母):全体を塗らず、ワンポイントでも素敵ね。
吉田:そうですね、ワンポイントの方が綺麗ですね。
父:相馬の海のようなブルーと、白のコントラスト。綺麗ですね。じゃあ、LOVEさんもぜひ塗ってみてください。
L:え!?私が!?いいんですか?
父:もちろんです。筆から上絵薬うわえぐすりが垂れないように。そう、そんな感じ。ワンポイントにすると、かえって青の色が映えますね。
L:新たなデザインの相馬焼が誕生ですね。
父:「相馬の海が喜んでます」、「相馬の海が、よかったね、って言ってます」。そんなイメージがしますね。原釜・尾浜の海開きもありますしね。