LOVE × 並河進(新ソーシャル・デザイン・エンジン 代表)
LOVE × 並河進(新ソーシャル・デザイン
・エンジン 代表)
「相馬に想いを馳せるという事」
2. 初めてのプレゼントは分厚い「資料」?
2. 初めてのプレゼントは
分厚い「資料」?
- ● そんなお二人ですが、実は10年前から出会っていたそうですね。
- L:並河さんと初めてお会いしたのは、私がデビューしたばかりの2008年でした。私がライブを開催する渋谷の会場に、知人が「絶対にLOVEちゃんと気が合うから」と言って並河さんを連れてきてくれたんです。そのときに並河さんが「僕は東南アジアでトイレを作っているんです」と言いながら、すごく分厚い資料を渡してくれました。
- N:その資料は自分の想いを書き溜めたものなんですが、確か自作の詩を織り交ぜていたと思います…。
- L:はい、詩が書いてありました(笑)。資料の内容はとても素晴らしかったのですが、詩が混ざっているのを見て「この人は一体何者なの!?」と思いました。でも、確かに並河さんと私は気が合いそうだと感じましたね!
- ●並河さんから見たLOVEさんの印象はいかがでしたか?
- N:ちょうどそのころ僕は、広告を通じて社会や世界のために何かできないかと模索して悩んでいたんです。まぁ、常に悩んでいるといえば悩んでいるんですけど。もっと広告の「伝える」というスキルを使って、社会のためにできることがあるのではないかと。
- L:そうだったんですね。音楽でも同様の悩みはあるので、わかる気がします。
- N:そんなときにLOVEさんの曲を聴いて、社会に対するメッセージみたいなものを感じたんです。僕も直感で「この人とは波長が合うんじゃないかな」と思いました。
- L:本当ですか?それは初めて聞きました!すごくうれしいです。確かに、社会や世界にメッセージを発信したいという気持ちは、私が音楽をやる上でとても大きなモチベーションになっていますね。だからニュースを見て感じたことを曲にしたり、「喜びで世界を変えたい」という私の願いを込めたり、ストーリー性のある曲を作ってきたかと。
- N:LOVEさんはライブのMCでも、社会問題について熱く語っているイメージがありますよね。
- L:そうですね、特に昔は熱く語っていました。でも私はちょっと圧が強過ぎるみたいなので、最近はもうちょっとソフトに語るようにしていますが(笑)。
- N:日本のアーティストでは珍しいですよね。
- L:…そうですね、実は沢山いらっしゃるんですけどね、もしかしたら女性アーティストでは珍しいかもしれません。でも、そういう私の一面を並河さんが知っていてくれたことはとてもうれしいです!