福島県浜通りの伝統工芸品「相馬焼」には二つの種類があります。一つは、江戸時代に城や殿様に献上されていた「相馬駒焼」。そしてもう一つは、材料となる土の産地でもあった浪江地区にて栄え、現在も広く親しまれている「大堀相馬焼」。
そんな大堀相馬焼を継承する松永窯4代目・松永武士さんとLOVEさんの出会いがきっかけで、世界で200年ぶりに発見された新しい青の顔料『インミンブルー』を使った、オリジナル陶器を作成するというコラボレーション企画が実現。今回はその絵付けと同時に松永窯にて行われた、グループ対談(※)の様子をお届けします。
※出張中の4代目・松永武士さんに代わり、父である3代目の松永和生さん、母・松永京子さん、インミンブルーの上絵薬(うわえぐすり)を研究した職人の吉田直弘さん(京都美術工芸大学を卒業後、今年4月から地域おこし協力隊として大堀相馬焼の職人見習いとして修行中)とのグループ対談です。