LOVEの「今日ここライブ」が相馬に行くという事

 LOVE × 菊地基文(相馬原釜漁港・漁師) LOVE × 菊地基文(相馬原釜漁港・漁師) 「地元の力があってこそという事」

1. 街づくりをする漁師とは

LOVE(以下L):今日ここライブを相馬で開催するには地元の力があってこそ、と思ったときに、相馬の知人に「じゃあ、彼には会っておいた方がいいよ」と、真っ先に紹介されたのが菊地さん(以下:K)でした。
菊地さんのことは「クリエイティブな漁師」だと聞いていたのですが、初めて会った日は菊地さんが結構ファンキーな格好をしていて、どんなキャラでどれだけのことをしている人なのか全くわからなかったです(笑)。
K:今、漁師ディスったでしょ。漁師がこんな格好してるわけがないと思ってたんでしょ(笑)。
L:いや、そういうつもりじゃなくて!(笑)
K:相馬の漁師、いろんな人がいるからね。若い人も多いんですよ。そうそう、LOVEさんと初めてお会いした日は瓜市(夏祭り、2017年)の会場で長い立ち話になったよね。
L:今日ここライブを相馬でやる意味と、成功させるために何が必要かをきちんと考えた上でいろいろとアドバイスしてもらって。そのとき菊地さんに「一発の花火じゃつまらない」とはっきり言われたことを覚えています。
K:だって、一回で終わったらもったいないじゃないですか。イベントはもちろんだけど、イベントを通してできた人と人とのつながりも継続させたい。そして主催者のLOVEさんにお任せするのではなく、自分たちがいずれ自分たちのものにできるくらいのイメージで一緒に作れるようなイベントならば、より楽しめる。街づくりとしての継続的な意義もある。
(2017年9月、相馬市内、報徳庵にて。最初のプレゼンテーション)
L:それは私も同感です。むしろそう願っています。
K:そこから後日、相馬市青年団体連絡会の役員会合で今日ここライブのプレゼンをしにきてもらうことになって。
(2017年9月、相馬市内、報徳庵にて。
最初のプレゼンテーション)
L:はい、ちなみに私はその役員会のメンバーを「相馬アベンジャーズ」と呼んでいるのですが、観光、建築、福祉、漁業、役場…とにかくそれぞれの持ち場の代表の集まりで。とても楽しそうで。でも率直に相馬の復興事業について意見を交わし合っていて遠慮がない。プレゼンの夜は、結果大盛り上がりになって本当に嬉しかったんですよ。相馬アベンジャーズに協力していただけることになって頼もしいです。よろしくお願いします!
K:あ、本当に俺たちのことを相馬アベンジャーズと呼ぶわけですね。じゃあ今度、相馬アベンジャーズの衣装でも作っておこうかな(笑)。