LOVE × 菊地基文(相馬原釜漁港・漁師)
LOVE × 菊地基文(相馬原釜漁港・漁師)
「地元の力があってこそという事」
3. 会って話す事が大切な理由
- L:相馬の今日ここライブでも、会場内の今日ここマーケットやフードに参加していただく生産者の方の顔が見えるようにしたいんですよね。全国から来たお客さんに、話を直接聞ける機会にもして欲しいんです。「そうま食べる通信」のように伝えて欲しいと思っているので、ぜひ協力していただけると助かります。
- K:ぜひお願いします。生産者と会って話せば、きっと福島県のどこの誰が作ったどの生産物が安全なのか、理解してもらえるはず。
- L:そう。例え私のファンの方々であっても、「LOVEちゃんを信頼しているから」という発想ではなく、菊地さんたちに会えて、自分の目で見れて、なんなら直接話せる、何より自分で考える機会にして欲しいと思うんですよね。
- K:うんうん。そうですね。
- L:だって、会って話すようになって思うんですけど、菊地さんを筆頭に、相馬アベンジャーズの方々全員、本当に面白いんですよ!
- K:「面白い」をとったら、俺たちには何も残らないから(笑)。
- L:そんなことはないですけど(笑)。でもこんなに気さくなのに、電話で話すとガチガチ敬語なんですよね。それも面白いです。
- K:いや最初に電話で「LOVEですけど」って言われたときには、「一体どのLOVEさんだろう」と思って。
- L:(笑)
- K:相馬のような港町って人間性が開放的なんですよ。知らない人がやって来たら、「こっち来いよー!」って声をかけるような雰囲気です。
- L:私は関西出身なので、自分の押しの強さに東北の方が引かないよう気を遣うようにもしてますけど、相馬の人は不思議と気楽に接することができるんです。
- K:確かに!「そうま食べる通信」のイベントに何度も来てくれた大阪の方が、「相馬の人と自分は似ているから好きです」と言ってた事がありました。何か通じるものがあるのかもしれないね。
- L:それでいて大阪とは違う、東北ならではの奥ゆかしさもあって。海開きについてもそう。地元の方にとっても複雑な想いがあるのに「安全ですよ」と大きな声を早々にあげて商売をするという心理にはなれなかった、と知人に聞いたとき、数値うんぬんの話だけじゃないんだ、とはっとさせられました。